旧田口家住宅

伝統的建造物群保存地区に選定された足助の町並み。その中心に位置する旧田口家住宅は、江戸末期以前の建築とされています。
 足助の町家の特徴である高い天井や、奥に長い屋敷構えなど、最も伝統的な外観を維持している町家の一つです。街道沿いに建つ主屋のほか、後ろに連なる土蔵3棟もほぼ建築当時のまま残り、表通りから裏通りまでの約70mの屋敷構えが良好に維持され、足助の屋敷構えの伝統を伝えるものとして非常に貴重な遺構です。
 田口家は屋号を「萬屋」といい、屋号が示すように様々な品を扱う商家でした。江戸~明治の中頃までは製茶業を営んでおり、その後、製茶業を営みながら菜種油・金物・肥料・石油などの販売を手掛けていました。
 大正期中頃になると、物資の輸送などが馬を使ったものから自動車に移り変わるのを受け、時代の最先端をいく製油・ガソリンを扱うようになります。当時の足助は、製材・薪炭などの林産物の流通の拠点、さらには金融の中心として発展しました。旧田口家住宅には、製茶業や給油所を営んでいた当時に使用されていた看板やガソリンの地下タンクなどが現在も良好な状態で保存されており、これらは旧田口家住宅の歴史を伝えるものとして貴重な資料です。


令和4年4月1日より、公開日が増えます。


  • とき  月曜日・水曜日・金曜日・土曜日・日曜日・祝日 ※火曜木曜が祝日の場合は開館
  • 時間  10:00~17:00
  • 料金  無料
  • 駐車場 専用駐車場はございません。香嵐渓市営駐車場や足助中央駐車場などをご利用ください。


展示『足助の町並み』~変わったイイところ、変わらないイイところ~
修理をした物件のビフォーアフターのパネル展示や、活躍している団体のご紹介がされ、これまでの10年を振り返ります。




豊田市郷土資料館による『商いは正直と辛抱也』展
秤(はかり)にみる商いの展示がされています。
製茶・油・金物など・・・田口家よろずの商いを覗いてみましょう(^^♪
田口家の屋号「萬屋」。
その商いを表す貴重な民具、約30点を展示。ユーモアあふれる解説書やプチ道具体験ができます。



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パンフレット


【問合せ】豊田市役所足助支所 地域振興担当
 0565-62-0601


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fax:0565-62-0424

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