
伊勢神峠

一番上の峠には中馬や善光寺参りの人々が往来した当時の道が残り、その下には明治30年(1897年)竣工の伊勢神旧トンネルがあります。さらに昭和35年開通の国道153号には新トンネルがあり、3代にわたる、道の歴史があります。
なお、中馬街道の一部は、東海自然歩道となっており、峠には江戸時代末期に設けられた伊勢神宮の遥拝所があります(現在の遥拝所は再建されたもの)。ここからは伊勢湾一帯が一望でき、その眺めは素 晴らしい。また、ここには「南無大慈大悲観世音」と彫られた石仏や、「八百比久尼」の伝説も残されています。

