2020.06.15
令和2年平勝寺の『綾渡の夜念仏と盆踊り』は中止と決定されました。
令和2年の平勝寺『綾渡の夜念仏と盆踊り』は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となりました。
新型コロナウイルスの感染の早い終息を願います。
綾渡の夜念仏と盆踊りとは・・・
青年の数が少なくなり、若連中では継続ができなくなったので、昭和35年に保存会を結成しました。そして、新仏のある家を回ることもなくなり、今では8月10日と15日の2回、平勝寺境内で行っています。午後7時頃に平勝寺の参道の幟立てに集合して隊列を組み、『道音頭』を唱えながら、石仏の前で『辻回向』、山門前で『門開き』、観音堂前で『観音様回向』、氏神神明宮前で『神回向』、最後に平勝寺本道前で『仏回向』を唱えて終わります。
盆踊りは、楽器を使わず、『音頭とり』の歌う唄に合わせて下駄の足拍子だけで踊る、素朴な踊りです。
今は音頭とりが踊りの輪の外に出て歌いますが、昔は特定の音頭とりはなく踊り子の中で歌に自信のある人が、踊りながら歌ったといわれます。越後甚句・御岳扇子踊り・高い山・娘づくし・東京踊り・ヨサコイ・十六踊り・御岳手踊り・笠づくし・甚句踊り(足助綾度踊り)の10曲の唄が伝えられていますが、扇子を使う踊りと使わない踊りがあります。昭和20年代の終わり頃から女の人や子供達も参加するようになり、今では老若男女が輪になって踊ります。